第一木霊高校の校舎は図のようにクラス棟、特別棟、体育館の3つの建物で構成されます。また一応グラウンドやプールのような体育施設も一通りそろえてあります。
⇒第一木霊高校見取り図
クラス棟の主な施設
- 各クラスの教室
木霊高校のクラスは入学時の適正検査を参考に決定され、1〜5組が理系、6〜10組が文系、11〜15組が特殊系に割り振られます。生徒数が足りないときは空白のクラスができ、何組が空白になるかは毎年違います。どうもオカ研の生徒は4、9、13組に集められる傾向にあるようです。
理系クラスでは数学や理科を、文系クラスでは語学や社会科に特に力を入れて学習します。特殊クラスにはスポーツや芸術に秀でた生徒が集められ、少人数での実習が行われます。
- 職員室
教師達が待機していたり、デスクワークを行っていたりします。またこの部屋には進路に関する資料が集められた本棚があります。パソコンやコピー機もありますが、どれも古くて動作が鈍いです。
特別棟の主な施設
- 物理室・化学室・生物室
必要な実験器具等はとりあえず揃っていますが、どれもやや古いです。メモリが消えかけたビーカーや切れないメス、酸化した試薬などは注意して扱ってください。またオカ研には生物室を宛がわれています。
- 図書室
素晴らしく充実した図書室です。しかし大量の本や新聞のストックはろくに整理されているように見えません。気難しい司書さんに頼んで場所を教えてもらわなければ本1冊につき30分はかかります。
- 音楽室
ブラスバンド部が扱う楽器や楽譜が保管されています。壁には有名な音楽家達の絵が飾られています。
- 学生食堂
早い、安い、でも不味い、という微妙な三拍子が揃った食堂です。脇ではパンやおにぎりの販売も行われています。昼食時以外は従業員のおばさん達の憩いの場になっています。
体育館の主な施設
- コート各種
バスケットやバレー等の室内で行うスポーツのラインが引いてあります。どの部が週に何回コートを使えるかは運動部にとって永遠の課題です。
- ステージ
主に集会などの挨拶や学校行事の出し物で使われます。普段は放課後に演劇部が練習しています。踏むとギシギシいう床はなかなか不評です。
- 器具倉庫
体育科の先生に許可を取らないと鍵はもらえません。かなり煩雑に道具が片付けてあります。
その他の施設
- グラウンド
なんと言ってもやや狭いのが特徴です。一応、野球やサッカー、陸上用のトラック等のスペースが取ってありますが、ファールボールやミスシュートが他の部活の選手を襲うこともしばしばあります。
- プール
見た目は普通の25mプールですが、時々濁った水が出たり、爬虫類や両生類の生物が住み着いていたりで管理に苦労しています。
- トイレ
古くて汚いためみんなが嫌がっています。
第一木霊高校は創立から100年以上経つ私立高校です。生徒は各学年200〜600人とばらついており、1クラスの人数も20〜40人といったところでばらばらです。入学試験では学力よりも個人個人の特異な才能や技術を重視するという変わった方式を採用しているため、自然と個性的な生徒が集まることになります。
クラス分け
木霊高校のクラスは入学時の適正検査を参考に決定され、1〜5組が理系、6〜10組が文系、11〜15組が特殊系に割り振られます。生徒数が足りないときは空白のクラスができ、何組が空白になるかは毎年違います。どうもオカ研の生徒は4、9、13組に集められる傾向にあるようです。
理系クラスでは数学や理科を、文系クラスでは語学や社会科に特に力を入れて学習します。特殊クラスにはスポーツや芸術に秀でた生徒が集められ、少人数での実習が行われます。
1日のスケジュール
8:30〜8:40 SHL
担任からの指導やプリントの配布に加え、出欠の確認や持ち物・服装検査などが行われます。
9:45〜13:35 午前の授業
1科目50分の授業を基本とし、授業間には10分の休憩が入ります。
13:35〜14:15 昼休み
昼食はこの時にとります。
14:20〜16:10 午後の授業
1科目50分の授業を基本とし、授業間には10分の休憩が入ります。
16:15〜16:25 SHL
担任からの指導やプリントの配布に加え、持ち物・服装検査などが行われます。
16:30〜 放課後
掃除当番を割り当てられていたり、居残り勉強をさせられていたりしない限り、部活に参加したり、帰宅したりできます。
授業
授業は基本的にクラス単位で行われます。しかし一部の特殊な授業は選択性になっており希望する授業を受けることができるように設定されています。この特殊な授業には以下のようなものがあります。
- 職業科授業
木霊高校は基本的には普通科の形を取っていますが、職業科の高校で学ぶ内容の一部を授業で教えています。
- 普通科特別授業
普通科で習得する内容+αの授業を行っています。具体的には専門家の講義や、体験学習等があります。
- 芸術・運動特化授業
美術、音楽、体育等のハイレベルな授業を行っています。設備が足りなければ校外学習の形を取ります。
行事
毎年の行事は突然追加されたり、中止されたりします。内容は生徒会がしっかりと仕切っているはずなのに、日程が定まらないのが生徒達の謎になっています。木霊高校の行事には以下のようなものがあります。
- 修学旅行/遠足
2年生は修学旅行、1年と3年は遠足に出かけます。あまりポピュラーな観光名所には行かないのが木霊高校流です。
- 文化祭
クラス、部活、委員会、個人等いろいろな団体ごとに出し物や展示、模擬店を行います。各自が個性的な発表を行うので近隣の市民の楽しみにもなっています。
- 体育祭
生徒をくじ引きで赤、青、白、黄の4チームに分けて行います。後半に行われる団対抗リレーや騎馬戦で活躍した生徒は人気者になれます。
木霊高校には生徒達の生活をより良いものにするためにいくつかの組織が存在しています。それらのメンバーは基本的に生徒のみで構成され、顧問として1人以上の教師が管理に協力します。
部・サークル
同じ趣味や特技を持った生徒組織です。部とサークルの違いは学校から活動費が支給されるか否かにあります。また部を作るには最低5人の生徒と部顧問の存在に加え、校長か理事長の承認が必須です。ただしオカルト研究部に限ってはなぜか5名以下で活動している場合が多々あります。木霊高校の特徴して、なにごとも集団で活動するものよりも、個人の能力を問われるものが有力だと言われています。
生徒会
校内の行事を取り仕切ったり、雑務を任されたりする生徒組織です。
生徒会長1名、副会長2名、役員7名に加えて、ボランティアで協力している生徒達で構成されます。
上の10名には先代の会員から腕章を授かっており、生徒会長、副会長、役員でデザインが若干異なります。
この腕章は大変名誉なものなのですが、目立つ上にかさばるので身に付けている者はあまりいません。
また会員は立候補した者の中から毎年二回の校内選挙で選ばれます。
そんな彼らにもオカ研同様に裏の顔があります。
彼らは、一部生徒を優遇する理事長に反発する「ある人物」に従う、反理事長組織でもあるのです。
そんな彼らが、まず目の敵にするのが、理事長の手駒であるオカ研です。
生徒会の中にも霊力や戦闘技能を身につけている者が存在し、校内のイベントや騒動を間接的に利用してオカ研に攻撃する事もあります。
例えば、彼ら生徒の安全を守るためと銘打って善悪問わずアヤカシは倒してしまいます。
結果として、それが生徒の安全に結びつく事も多いのですが、オカ研にしてみればせっかく立てた作戦をぶち壊しにされる迷惑な行動でしょう。
理事長は今のところ生徒会にも「ある人物」にも特別な接触を計ることはしていませんし、そのつもりもありません。
尤もオカ研が生徒会に比べて不甲斐ない場合、お仕置きを受けるのはオカ研でしょう。
委員会
主に校内の施設の管理をこなしている生徒組織で、目的別に複数の組織が存在します。1つの委員会につき各クラスから1〜2名の生徒が選出されて構成されます。校内の行事には委員会と生徒会の協力が必要な場面も多く、彼らの息があっているかどうかは生徒達の関心でもあります。木霊高校の委員会には以下のようなものがあります。
- 体育委員会
主な仕事:体育用具やグラウンドの整備・割当の管理
- 図書委員会
主な仕事:司書の雑務手伝い、図書の管理
- 保健委員会
主な仕事:養護教諭の雑務手伝い、一部の薬品の管理
- 教科委員会
主な仕事:クラスの課題、一部の専門教室の管理
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