霊力系技能
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基本技能1
霊力一覧に示された霊力1種類を操ることができます。それぞれの霊力に対して一種類の必須条件を決めなくてはなりません。PCが霊力を発動させるには10秒の時間と必須条件を満たす事が必要です。必須条件は以下の4つから適当なものを選択します。
⇒霊力一覧の見方
- 音をたてる
呪文を唱えたり、楽器を演奏したりして、はっきりと大きな音をたてることが必要です。この音は3m以上離れた人間には聞こえる程度の音量でなくてはなりませんが、霊力の対象に音が聞こえている必要はありません。
- 身体を使って動く
踊ったり、特定のポーズをとったりして、はっきりを動くことが必要です。この動きは両腕、または両脚、片腕と片脚を大きく使うか、身体全体を使う動きである必要があります。
- 特定の品物を用いる
現時点では世界に1つしかない品物を対象に向けたり、品物で触れたりすることが必要です。もしくは品物を本来の使い方で使用する事でも構いません。
- その他
GMが認める限り、どんな行動も必須条件として選択することができます。上記の3つと同程度かそれ以上に不自由だと考えられるものが適切でしょう。
<霊力(一般)/種別>(s)
この霊力は基本的には1回効果を発揮すれば役割を終えます。
対象の【生命力】や【精神力】、健康状態に変化を与える霊力が中心です。
⇒霊力(一般)一覧
<霊力(仮初)/種別>(s)
霊力の効果は[発動]判定後、自動的に1分(6ラウンド)継続されます。
その後も術者が一瞬意識する事で再び1分(6ラウンド)維持する事ができます。
ただし維持を続ける度に指定された精神力を再び消費します。
術者は好きな時に効果を解除することができますし、この間、必須条件を満たし続ける必要はありません。
この霊力の対象には生物かアヤカシのみ選択する事ができます。
⇒霊力(仮初)一覧
<霊力(目印)/種別>(s)
<霊力(目印)/A>を発動する前にあらかじめ「目印/A」をつけておかなくてなりません。
「目印/種別」とはそれぞれの霊力に対応したマーカーです。
<霊力(目印)/A>を習得している者は、【精神力】を1消費することでPCの至近距離にある無生物かアヤカシに一瞬で「目印/A」を取り付けることができます。
ただし1つの存在に対して取り付けることのできる「目印/種別」は1つだけです。
「目印/種別」はとりつけてから24時間経過すると「目印/種別」として機能しなくなりますが、基本的にそれまでの間に機能しなくなったり、他の存在に移ることはありません。
<霊力(目印)/A>は「目印/A」が機能している間なら何度でも効果を使用することができます。術者は効果を使用する度に指定された【精神力】を消費し、[発動]判定を行います。
術者は好きな時に「目印/種別」を解除することができます。
⇒霊力(目印)一覧
<霊力(集中)/種別>(s)
霊力の対象が術者の[発動]判定に対する[抵抗]判定を放棄した場合や[抵抗]判定が不可能な場合、術者がファンブルするまで効果を継続し続ける事ができます。
【精神力】の消費は最初の1回のみですが、必須条件は満たし続けなければなりませんし、他の能動的な行動を行うこともできません。
必須条件が満たされなくなった直後に効果は失われます。
霊力を継続している時、術者は必ず10秒毎(戦闘中は術者の「プロセスステップ」毎)に[発動]判定を行い、対象は[抵抗]判定で行動判定の勝負を行います。
これに術者が勝ち続けている限り、霊力の効果は継続します。ただしn回目の[発動]判定には+s+1-nの修正を加えます。術者は好きな時に効果を解除することができます。
⇒霊力(集中)一覧
PCは状況に合わせて霊力の効果にアレンジを加えることができます。それを表したのがこれらの技能であり、発動オプションと呼びます。発動オプションは霊力を使用する前に宣言することで効果を表します。効果は様々ですが、1度に選択できる発動オプションは1種類のみです。
<永続化/種別>(2)
<永続化/A>を習得する条件として<霊力(仮初)/A>を習得していなければなりません。
この発動オプションの使用の宣言とともに、通常の2倍の【精神力】を消費することで半永久的にAの効果を持続させることができます。
1分毎に追加で【精神力】を消費する必要はありません。
また術者はいつでも効果を解除することができます。PCが[昏睡]、[仮死]状態になった時に限り自動的に効果は解除されます。
<拡大/種別>(s)
<拡大/A>を習得する条件として<霊力(一般)/A>または<霊力(仮初)/A>を習得していなければなりません。
さらにそれらの有効距離が10メートルになっていなければなりません。
この発動オプションの使用の宣言とともに、n+1倍の【精神力】を消費することで対象を中心として3nメートル以内の全てのキャラクターに効果を及ぼすことができます。nの値は1以上s以下の整数を選択します。
<時間短縮/種別>(s)
<時間短縮/A>を習得する条件として<霊力(一般)/A>、<霊力(仮初)/A>、<霊力(目印)/A>のどれかを習得していなければなりません。
この発動オプションの使用を宣言することで、霊力の効果を発動させるまでの時間を最大で1/sに短縮できます。
戦闘中に関しては自分の手番中に複数回霊力を発動させることも可能です。ただし同ラウンド中に霊力を使用するn回目の[発動]判定に+(1-n)の修正を加えます。
<距離延長/種別>(s)
<時間短縮/A>を習得する条件として有効距離が10メートルの<霊力系技能の基本技能/A>を習得していなければなりません。
この発動オプションの使用を宣言することで、10+5sメートル以内の対象に通常通り<霊力系技能の基本技能/A>を使用する事ができます。
<アイテム作成/種別>(s)
<アイテム作成/A>を修得している場合PCは<霊力系技能の基本技能/A>を発動させることのできる「アイテム」を作ることができます。
この発動オプションの宣言と任意の品物を元にして「アイテム」は作成する事ができます。このとき、目標値9-sの[発動]判定に成功することと、「アイテム」1つにつき1時間が必要です。
こうして作られた「アイテム」は誰にでも使用することができます。
ただし霊力の発動には10秒の時間と、薬なら飲む、ボールなら投げる、といったように「アイテム」の本来の使い方として考えられる事柄を実行する必要があります。
このとき[発動]判定には-1の修正を加えます。
また「アイテム」使用者の【精神力】が通常通り減少します。更に「アイテム」はs回使用すると壊れるか消滅するかして二度と使えなくなります。
<儀式/種別>(s)
<霊力系技能の基本技能/A>を発動するまでに長い時間をかけて「儀式」することで、その効果を増強します。
「儀式」の手段はキャラクター毎に自由に設定して構いませんが、少なくとも5000円の費用を必要とし、術者は「儀式」中は他者とコミュニケーションをとれません。
この条件が満たされていない場合、[発動]判定は自動的にファンブルします。
1/s時間儀式するならば1つ、6/s時間の儀式で2つ、72/s時間で3つの特典を以下から選択できます。
またこの特典は重複して選択しても構いません。
- 消費精神力に-2sの修正を加える。
- 霊力使用時の[発動]判定に+2sの修正を加える。
- 有効距離が10メートルの霊力の有効距離を+10sメートルする。
- 有効距離が至近、自身の霊力の有効距離を10メートルにする。
- ダメージ判定、キュア判定に+2sの修正を加える。
- 一時的に<霊力系技能の基本技能/A>のs値に+1の修正を加える。
上の技能に属さない霊力系技能です。
<発動>(2s)
霊力を効果的に発動できる力を持っています。この技能を得ている場合、[発動]判定に+sの修正を加えます。
<抵抗>(2s)
霊力に対する抵抗力を持っています。この技能を得ている場合、[抵抗]判定に+sの修正を加えます。
<霊力の素質>(2s)
霊力を扱うことに関して天賦の才能を持っています。
PCが扱う全ての霊力の消費精神力に-sの修正を加えます。
ただしこの効果によって消費精神力が0以下になることはありません。最低でも1の精神力を消費します。
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