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ここではゲームで使用するPCの作成方法を紹介します。
オカ研はシステム上、十分に活躍を期待できるPCを作成するのには多少の経験や勘を必要とします。慣れないうちはアーキタイプキャラクターのデータを変更したり、設定や演出を加えてオリジナルのPCとすると良いでしょう。

アーキタイプ

2-1  テンプレートの確認

オカ研には作成したPCを記録するための推奨テンプレートが存在します。お手元にコピーして使用してください。

テンプレート

2-2  ステータスの決定

PCのステータスを決定します。ステータスとはPCの運動能力や頭の良さ等を簡易に数値で表したものであり、値が大きいほど優秀です。ステータスは以下の項目で表現されます。


【体力】
運動能力や筋力の強さ、素早さなど肉体に関連した行動の得意・不得意を表します。この値が大きいほど、走る、跳ぶ等の運動全般の実力や筋力等が優れていることになります。

【知力】
頭の良さや集中力、六感の働きなど頭脳・精神に関連した行動の得意・不得意を表します。この値が大きいほど、知識の深さや感覚の鋭さ等が優れていることになります。


【生命力】
生き続けるための力を表します。怪我をしたり、病気になったりすると減っていき0以下になると死んでしまうこともあります。この値は0以下になることはありますが、セッション開始時の値より大きくなることはありません。

【精神力】
正気を保ち続けるための力を表します。霊力を使ったり、強い精神打撃を受けたりすると減っていき0以下になると気絶したり、精神に異常をきたしたりしてしまうこともあります。この値は0以下になることはありますが、セッション開始時の値より大きくなることはありません。


【行動値】
戦闘中や突然の危険に対応する反応の早さを表します。この値が大きければ咄嗟の場面で、他のキャラクターよりも先に行動することができます。

【移動値】
多少の運動に不利な服装・装備で一定時間に走れる距離を表します。この値が大きければ同じ時間内でより遠くへ移動することができます。


【オカ研pt】
火事場の馬鹿力や精神集中した時ならではの底力を表します。この値が0になっていない限り、PCは底力を見せることができます。



ステータスは以下の法則に基づいて決定してください。基本的にゲーム中はここで算出された数値を使用します。 ただし後述する「技能」によってステータスの値が変わる可能性もあります。

【体力】=【知力】との合計が2になるような正の整数(0,1,2)
【知力】=【体力】との合計が2になるような正の整数(2,1,0)


【生命力】=【体力】×5+15
【精神力】=【知力】×5+15


【行動値】=【体力】×2+1
【移動値】=【体力】×2+12


【初期オカ研ポイント】=1

2-3  キャラクタータイプの決定

PCは自身の性格を判断基準にして6つのタイプに分類されます。これがキャラクタータイプです。以下の中からPCを表す分類としてイメージが近いものを1種類選択してください。


《熱血》
血の沸き立つような情熱を持っています。曲がったことが嫌いだったり、猪突猛進を信条としているような性格はここに分類されます。


《クール》
感情に流されにくく、常に落ち着いています。時折その平静を失い感情を人前にさらすことがあっても、基本的に冷静に対処するような性格はここに分類されます。


《真面目》
頭の固いところもあるものの、常識をわきまえています。いわゆる優等生タイプや、堅物人間の性格はここに分類されます。


《不良》
常日頃から素行があまり良くありません。法律や人道に反する行為を進んで行っているわけではありませんが、考え方が捻くれていたり、怠け者だったりする性格はここに分類されます。


《マッド》
良くも悪くも頭の中がどこか個性的です。いわゆる天然ボケが入っていたり、躁鬱が激しかったりする性格はここに分類されます。


《マイペース》
一見自己中心的に見えるかもしれませんが、協調性が全くないわけではありません。自由気ままだったり、独創的な性格はここに分類されます。

2-4  波源の決定

波源とはPCが精神的に揺さぶられたり、動揺させられたりする事柄を指します。PCは精神的に未熟であるため、この波源をきっかけに実力以上の力を発揮したり、逆に実力を振るうことができなくなってしまったりするのです。
PCは全員に共通する以下の波源2種類と、PLが決めた独自の波源3種類の合計5種類の波源を持っています。

全PC共通の波源

□PC自身が『消耗』状態になる
□自分以外のオカ研メンバーが『昏睡』状態または『仮死』状態になる

PC独自の波源3種類は以下の条件のうち、1つ以上を満たすものを設定して下さい。ただし、波源をどこまで詳細に設定するかはPLとGMの相談の下で判断するものとします。いくつかの例を出しておきますので、迷った時はこちらを参考にして下さい。

  1. PCにとっての外的要因によって引き起こされる事柄
  2. PCにとって不自然かつ自発的な行動によって引き起こされる事柄
  3. その他GMが許可する事柄

波源の例

2-5  技能の決定

ここではPCが習得している技能を決定します。 ここでの技能とは生まれつき、もしくは訓練の結果として習得している能力や人脈、人間性、霊力などを指します。 PCは初期の状態では基本的に10ptの技能ptを持っており、指定された技能ptを消費することで技能を習得することができます。 技能は技能一覧表内で以下のように表現されており、条件に当てはまる任意のものを選択します。


<子供じみた容姿>(1)
容姿や声、雰囲気等が中学生、場合によっては小学校高学年ほどに見られます。本来ならば大人が利用すると不自然な施設や道具でも、周りに不信に思われずに利用することができます。

<発動>(2s)
霊力を効果的に発動できる力を持っています。この技能を得ている場合、[発動]判定に+sの修正を加えます。


技能一覧表の見方

<    >:
技能の名前です。

(    ):
技能を習得するために必要な技能ptです。上の<発動>のように必要な技能ptに「s」という記述が含まれている場合、PLは任意の値sを選択することができます。これをs値と呼び、初期の状態ではs値の最大値は2です。
s値の最大値は合計技能ptが増えるに従って大きくなります。詳しくは下の「合計技能ptとs値の関係」を参照してください。
セッション開始時に技能ptを余らせることはできますが、セッション中にこれを消費して技能を新しく習得することはできません。
 *注意する点として、技能には<技能名/種別>と表記されている場合があります。このとき、<技能名/A>と<技能名/B>はそれぞれ別の技能として扱います。

合計技能ptとs値の関係

技能一覧表(別窓)

技能一覧表


2-6  パーソナリティの決定

ここではパーソナリティの決定を行います。パーソナリティとはPCの個性のことです。今までの工程で身体や知性の優劣、どんなことが得意でどんな霊力を持っているか等、PCのキャラクターとしての輪郭はある程度確定しています。最後の仕上げに以下のような事を決めればPCの完成です。PCには、GMやルールが認める限りどんな設定を加えても構いませんが、最低限の条件として木霊高校の高校生、またはそのふりをして生活していることにしてください。PCは基本的に木霊高校に所属しているのです。

決めておくと良い項目

PCの……性別 学年・クラス 現住所 通学方法 家族構成 生い立ち etc.

2-7  最後に

最後にPC全員の共通の項目を確認しておきます。これらは基本的にPCの活動を手助けする効果を持っていますが、PCの設定と矛盾するのであれば無視したり、変更したりして構いません。今までの工程を含めて、GMの最終チェックを終えればセッションを開始できます。

1.所持金

PCの所持金はセッション開始時には常に10000円あるものとします。これは定期的に支払う必要のある衣食住や通信機械の料金とは別に、個人的な事情で使える金額です。貯蓄はそれなりにあるはずですが、オカ研の活動の経費として引き落とすことは許されません。
また木霊高校では、特別な事情がない限りアルバイトは禁止されています。また時間の制限を受けているPCはオカ研の活動に参加しにくくなるためPCとして適切とは言えません。それでもアルバイトを行っているPCの収入は時給1000円を当日受け取るものとして扱います。

2.所持品

以下に一般的な木霊高生が持っている所持品を示します。
携帯電話
電話、インターネット、カメラ、レコーダー等の機能を備えています。バッテリーは、多用すれば1日、あまり使わなければ1週間ほど充電しなくても使えます。
自転車
通学に使う場合、型に規制はありませんが、学年、クラス、出席番号が分かるステッカーが貼られています。
カバン
学校推奨のものもあるのですが、デザインが古臭いため使っている生徒はほとんどいません。生徒は各自の好みで教科書や体育着の入るカバンを持ち歩いています。
制服
木霊高校は学校のシンボルに多少違いがあるものの制服の基本形はどこも同じです。男子は学ランとカッターシャツ、女子はセーラー服という昔ながらの制服を維持しています。実は髪型や着こなしにも細かな校則がありますが、あまりに古臭いため今では教師の間でも無視されています。

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